白銀の世界広がるフィンランドの森で出会う美しすぎるトナカイ

森の妖精とも言われているフィンランドの美しいトナカイ。極寒の北極圏エリアにある小さな町サーリセルカで出会う、トナカイの生活を垣間みる旅へ。フィンランドのトナカイは北極圏を中心に住むトナカイの遊牧民、サーミ族と共に暮らし生きています。どこまでも広がる白銀の世界で出会うトナカイはとても美しく、フィンランドの大自然のパワーを感じられる素晴らしい場所です。

フィンランドの首都ヘルシンキから飛行機で1時間30分。目的地の街サーリセルカに近いイヴァロ空港に到着です。ヘルシンキでは見られなかった雪ですが、イヴァロ空港に着くと銀世界。この日の気温は−17度。2月のイヴァロの平均気温です。

イヴァロ空港からサーリセルカまでは車で約20分ほど。サーリセルカの人口は約300人ほどの小さな町。観光地と行っても周りには数軒のホテル、レストラン、お土産やさんと家しかありません。サーリセルカの中心地は、30分もあれば徒歩で周れるほど小さい田舎町です。辺りを見回しても、どこまでも続く白銀の世界。

サーリセルカはオーロラが高い確率で見える事でも有名です。雲がない晴れた天気、空気が澄んで日照時間が短い冬は絶好のチャンスです。

陽が沈むと積もりに積もった雪を、除雪車がかき分けて行きます。平坦になったと安心しても、翌朝にはフカフカの雪の山が、こんなにも積もっています。

2月のサーリセルカは吹雪の日が多い中、トナカイへ会いに訪れたこの日は美しい晴れ模様。トナカイがいる施設の森へ訪れると、来た来たとばかりにこちらを向いている可愛いトナカイ達が。

サーミ族をご存知でしょうか?彼らは北欧スカンジナビア半島の最北部、北緯66度33分の北極線より北の北極圏中心、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの四ケ国に住んでいるトナカイ遊牧民です。サーリセルカの街を含め、ラップランドの地域には、多くのサーミ族が暮らしています。サーリセルカを訪れると、彼らの長い歴史やトナカイとの生活について色々と見ることが出来ます。

このあたり一帯にいるトナカイは全て、秋冬は飼われ、夏春は野生で過ごします。自分の飼っているトナカイに子供が生まれると、耳に所有者が分かる印をつけます。印を見れば見分けられるそのマークは組合で管理され、同じものがないようになっています。

秋冬の時期は雪が溶けるまで、飼い主が餌をあげて世話をします。春夏になると山へ放し、大きな群れでトナカイ達は餌を求めて大移動します。一日の移動距離は20kmから55kmも移動します。

今では定住しているサーミ族ですが、昔はトナカイと共に大移動をしていました。サーリセルカで度々見かける三角のものは「コタ」。フィンランドの最古の住居構造でもあります。一時的に居住するための家で、サーミ族がトナカイの狩りの間に寒さをしのいでいたそうです。今回もトナカイに会った後は、焚き木で暖まったコタの中で、ハーブティーをいただきました。

トナカイの角はオスとメスで生え方が違います。オスのツノは春に生え、秋冬の時期に抜けます。メスのツノは冬に生え、春夏の時期に抜けます。ということは、クリスマスの時期にサンタさんが乗っているトナカイは、メスである可能性が高そうですね。

トナカイは体毛も厚く、保温性が高いのも特徴で-60度まで耐えられるそう。体の構造が特殊で硬い蹄は雪がたくさん積もっている道や、雪で湿ってぬかるんだ道も平気で歩くことが出来ます。

サーリセルカでは冬の時期になると、トナカイのソリ体験が出来ます。可愛らしいトナカイと一緒に写真を撮ったり、サーミ族の歴史を聞ける貴重な体験も。トナカイが引くソリが、白銀の世界を駆け抜ける光景はサンタクロースの国、フィンランドならでは。そこはまさに幻想的な世界が広がる、素晴らしい体験になるでしょう。

静かな雪原の中でトナカイがソリを引くと、森の中にトナカイの足音が響き渡る幻想的な雰囲気に包まれます。まるで絵本の中の様なワンダーランドな世界へ、一度体験してみてはどうでしょうか?

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