コロナ禍マレーシアから成田空港への帰国の流れと状況について

今回はマレーシアのクアラルンプールから、成田空港までのフライトの様子や状況。そして、成田空港到着後の手続きなどの流れを、詳しく紹介して行きたいと思います。マレーシア出国は2021年3月で、1月から始まったロックダウンの最中でした。

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マレーシア警察で移動許可書を取得

ロックダウン中は州間の移動が禁止されていました。その為、住んでいるクアラルンプールから隣のセランゴール州にあるクアラルンプール国際空港へ行くためには、移動許可書を警察で取得しなければ行けません。
許可書はこちらをクリックしてダウンロード出来ます。 CMCO移動許可申請書
現在ロックダウンは解除されていますが、場所によってはまだ移動許可書の提示を求める可能性があるそうです。
CMCO(条件付き活動制限令)が解除されるまでは、警察署に確認をした方が良さそうです。
警察署へは飛行機のEチケットなど証明の提示が必要となります。
実際は許可書を取ったものの、高速の料金所にあった検問所はスルーだったので許可書を提示する機会はありませんでした。空港まではレジデンスの送迎車を利用したので、自家用車などより引っかかりにくかったのかもしれません。

出国72時間以内のPCRチェック

マレーシア出国前の72時間以内にPCRチェックを受けます。
私はマレーシアに在住の日本人なら誰もが知っているであろう日系の病院ひばりクリニックで受けました。 場所はワンモントキアラですが屋内ではなく、屋外の仮説テントになります。メインエントランスの右手にあるH&M沿いをずーと外側に歩いていくと仮説テントがあります。
テストは綿棒で口の中と鼻の中を拭います。涙目になるくらいかなり奥まで突っ込んでくるのでティッシユを検査前に渡されます。 クアラルンプールは毎日30度越えの温度。スタッフの方は仮説テントなので扇風機などしかない中、防護服、手袋、マスク、フェイスシールドを付けて対応されています。 このような状況の中で尽力されているスタッフの方に、心から敬意と感謝で胸がいっぱいになりました。

国際線は6便のみ、クアラルンプール空港内の様子

この日は水曜日。出発便は全部で10便でその内4便が国内線、6便が国際線です。
朝8時の早い便という事もあり空港内はガラガラでした。成田へはANAの便で戻りました。

当然ですが殆どのカウンターは閉まっており、空港内は薄暗く殆ど人が居ません。

おみやげ屋さんやレストランは全て閉まっていて真っ暗。

空港のANA指定ラウンジのゴールデンラウンジも閉まっていました。

唯一開いていたのがスタバでした。店内は暗くスタッフ1人のみだったので開いているか聞いたほどでした。

飛行機に乗る前に必要な事

チェックインカウンターで渡される紙のQRコードにアクセスして、厚生労働省からの質問に回答します。
日本での滞在先やLineもしくはEmailの情報などを入れます。
Lineを日本の番号で登録していない場合は、メッセージが届かないのでEmailを登録します。入力が終わったらQRコードが出てくるので、それをスクショして保存しておきます。
日本に到着後すぐに必要となるので、必ず飛行機に乗る前に終わらせておいてください。

飛行機内の様子

私が乗ったビジネスクラスは全部で10人の乗客がいました。それでもビジネスクラスは全部で40席ほどあるのでガラガラです。
感染防止の為か1の列の席は全て座れないようにふさいでありました。
キャビンアテンダントの方が、トイレなど小まめに消毒、掃除をしてくれていました。

メニューは和食、洋食が選べ、充実したお酒メニュー、サンドイッチ、カレー、ラーメンなどもオーダー出来ます。コロナ前のサービスと全く変わりはありませんでした。

機内で渡される健康カード

健康カードの用紙の表には日本に入国した後の注意事項が書かれています。

めくって裏には質問事項が書かれています。質問1は健康状態、質問2は日本へ来る前に居た国にチェックを付けます。

成田空港到着後の流れ

①まずは成田空港から国際線の乗り換えがある人が降機(この時は10名程外国人の方がいました)
②次はビジネスクラスから降機。降りた所でANAスタッフが待機しているのでスタッフの誘導について行く。

③8個くらいカウンターがあり、そこで機内で配られた健康カードと陰性証明書を提出。ここで陰性証明書を提出した人には「証明書あり」のスタンプが押されます。
④先に進むと1,2cm位の箇所に黒い線が書かれた試験管を渡されます。
⑤さらに進むと、人1人入れるブースがあり、そこで唾液を黒い線が書かれた所まで入れます。ブースには梅干しとレモンの写真が貼ってありました。
⑥次は撮影禁止と書かれたカウンターと大きな待合席へ移動
⑦カウンターで健康カード、保存したQRコード、滞在先までの移動手段を聞かれます。
⑧待合席の椅子は番号が書かれており、カウンターで指定された番号の椅子に座って検査結果が出るまで待機します。この時は1時間ほどで結果が出ました。
⑨健康カードに番号が書かれたシールが貼られているので、アナウンスで番号が呼ばれたら検査結果カウンターへ。

⑩カウンターで検査結果を聞きます。陰性なら薄ピンクの紙、陽性ならブルーの紙を渡されます。
⑪陰性のピンクの紙、健康カードの用紙、マレーシアでしたPCR検査の結果用紙、滞在先を伝え入国が出来ます。

入国後の流れ

入国後の隔離滞在先までは公共交通機関は使ってはいけませんので、家族に迎えに来てもらったり、コロナ対策に対応しているハイヤーの予約が必要です。
そして隔離が始まると毎朝10時過ぎに厚生省からLineかE-mailが届き、2つの質問に14時までに返信を必ずしなければいけません。
「熱はあるか?」 「喉の痛みなどの症状はあるか?」に、はい or いいえにチェックを入れるだけです。

入国までは沢山のステップがありますが、1つ1つわかりやすくシンプルになっていました。空港スタッフの方など毎日この様な状況の中、不安になりながら働いているかと思いますが、対応も素晴らしくスムーズに入国でき感謝でいっぱいです。
海外から止むを得ず日本へ戻る方は是非参考にされてください。

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